聖書 あれこれ

わたしの思いは、あなたたちの思いと異なり、わたしの道はあなたたちの道と異なると主は言われる。天が地を高く超えているように、わたしの道は、あなたたちの道をわたしの思いは、あなたたちの思いを、高く超えている。イザヤ書55章8-9節
高い所に立てば、多くの地平を望めます。
高い所に立てば、進むべき進路を定めることができます。
では、どこまで高く登るべきなのでしょう。
地上のいかなる高みに登ったとしても、すべてを見通すことができないのが私たちです。
イザヤ書は私たちに一つの例を語ります。
「雨も雪も、ひとたび天から降れば、むなしく天に戻ることはない」(55章10節)。同じように、私たちも主のもとから雨や雪のように使命を果たすために遣わされた者であります。
雨や雪は「大地を潤し、芽を出させ、生い茂らせ」るのです。
一粒の雨も無駄となることはありません。
それが、主の高みから見通せる私たちの役割です。
その役割を私たちは知ることができません。
だから、主に信頼を置くのです。主の信頼は私たちに置かれています。
私たちは主なる神の「望むことを成し遂げ、わたしが与えた使命を必ず果たす」(11節)のです。
そのことが主の目には確かに見えるということです。
見えるというのは、これから成し遂げるということでもありますが、 成し遂げられたことを見ているということでもあります。
私たちは、残念ながら自らの成し遂げた栄光の業をこの地上においては多くを見ることはないでしょう。
それは、高みに昇った時、主が自ら明らかにしてくださいます。
きっとそれは大きな喜びとなることでしょう。CSC_0145

カテゴリー: 聖書 あれこれ パーマリンク